セルフケア

妊婦さんとコロナ

目次

  1. コロナに負けないために
  2. 妊婦さん自身にできること
    • 濃厚接触者にならないための感染予防
    • 妊婦健診を控えない
    • インフルエンザの予防接種を受ける
    • 正しい情報を得る
  3. まとめ

こんにちは、子育て支援チームがるぼです。
がるぼの助産師・保健師より、産前・産後のお役立ち情報をお送りします。

今回は、”コロナについて妊婦さん自身にできること”についてご紹介します。

コロナに負けないために

もうすっかり日常となってしまった、新型コロナウイルスに関するニュース。
毎日発表される新規感染者数の報道に、ドキドキしている妊婦さんも多いのではないでしょうか。

このような状況下で、妊婦さんが自分自身と赤ちゃんを守るため、できることって何でしょうか?
助産師・保健師の専門家より、大切なお話です。

妊婦さん自身にできること

国や地方自治体が様々な施策を実施していますが、やはりまずは”自分の身は自分で守る”の精神が大切。

妊婦さんにお願いしたいことは下記4つです。

濃厚接触者にならないための感染予防

まず何よりも、自分自身がコロナにかからないことが大切。
不要不急の外出は控える、手洗いうがいなど、基本的な感染対策予防を徹底しましょう。

また、ママ自身が気を付けていても、同居の家族が感染してしまうこともあります。
その場合、できれば感染可能期間は違う場所で過ごすなどの対策をすることが望ましいでしょう。

保健所に感染者が妊婦と同居していることを伝えると、ホテル療養の手配など対策を一緒に考えてくれます。
専門家にきちんと相談するようにしましょう。

妊婦健診を控えない

病院に行くとコロナにうつりそう、外出を控えよう、などの意識から、決められた妊婦健診の受診をためらう方がいらっしゃいます。

これは絶対にNGです。

必要な時期に必要な健診を受けていないと、ママや赤ちゃんの病気の発見が遅れるなど、予期せぬ事態になりかねません。
十分な感染対策を行った上で、必ず妊婦健診を受診するようにしてください。

万が一コロナにかかってしまった場合は、その後の対応について主治医に相談しましょう。

インフルエンザの予防接種を受ける

今年はコロナのワクチン接種があるから、インフルエンザの予防接種は受けられないと考える方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、コロナのワクチンを打った方でも、インフルエンザの予防接種を受けることは可能です。

ただし厚労省では、接種時期について下記のように通知しています。

新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0037.html

また、妊娠中のインフルエンザの予防接種は、感染予防の観点から推奨されています。流行前に接種を済ませるようにしておきましょう。

国立成育医療研究センターのHPにも記載がありますので、ご紹介します。

https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/qa_ninshin.html#q4

正しい情報を得る

巷には、コロナに関する不確かな情報があふれています。

ワクチンを打つと不妊になる、
若者はコロナにかかっても重症化しない、など。

不確かな情報に振り回されていると、不安ばかりが増して正しい行動をとることができなくなります。
信頼できる情報を得るために、妊婦さんにおすすめしたいのは下記2つのサイトです。

■日本産科婦人科感染症学会

http://jsidog.kenkyuukai.jp/information/

■日本産科婦人科学会

http://www.jsog.or.jp/

不確かな情報に惑わされないよう信頼できる情報を入手し、自分自身で情報の取捨選択ができるようにしていきたいですね。

まとめ

今回は、コロナ禍のにおいて妊婦さん自身にできることをご紹介しました。
自分の身は自分で守る、まずはそのような気持ちで、必要な対策を取っていきましょう。


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